| f特に訊こう!「りんごのキモチ」編 |
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| りんごのキモチ f特 | りんごのキモチ(カラオケ) f特 |
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さて、ファーストアルバム「青森林檎」発売直前カウントダウン(!?)として、今回、f特として取り上げるのは、「りんごのキモチ」(焼きりんごのB面‥‥‥という言い方をしてしまうと、世代が分かりますね(苦笑)。C/Wのバージョンです。「エアポート」のB面‥‥‥もとい、C/Wとして収録されていた「りんごのキモチ」もありますが、そちらのf特は、別の機会に収録・検証させていただきます)です。
「焼きりんご」のf特に触れて、何となく見比べるポイントはお分かりいただけているかな、と思っていますが、やはり原曲とカラオケの差は、中音域(250Hz〜3.2kHz)に求める事が出来るかと思います。カラオケではスッポリと抜け落ちている中音域 =「りんご娘.」のボーカルですね。
本曲での面白いポイントは、ズバリ!ボーカルの最下域である250Hz〜400Hzのバーが、非常に目立つ形で高く伸びているということでしょう。 f特全体の形も「かまぼこ型」= 中域重視型で、ボーカルを楽曲のキモに据えている事が良く分かります。
低域(f特表示の左側部分。160Hz以下)については、左右の画像ともに大きな差異はなく、あるにしても、誤差として見逃しても差し支えない程度と思われるのは、「焼きりんご」と同様です。特に、32Hz以下の超低域については、「焼きりんご」ともほぼ同一であり、これは録音や編集の際に紛れ込んで来た、暗騒音のようなノイズ成分ではないかと推察します。 「ものしり一夜づけ」などを拝見した感じから想像するに、「りんご娘.」のレコーディングは、防音・遮音を完備したスタジオではなく、レストランなどの協力を得て実施されているようですので、道路を走る車の振動や空調のモータ音、レコーディングの際にメンバーがリズムを取るために足踏みした際の微細な振動などが、外来振動として録音用のマイクに飛び込み、暗騒音を形成する可能性は高いと思われます。 シンセサイザーのように電気的に合成して音を作り出す楽器を除くと、32Hz以下のような帯域を、ノイズではなく音として再生するためには、パイプオルガンのような重厚長大な楽器が必要となりますが、本曲にパイプオルガンが使われているとは思えませんし、また、電気的な低音を紛れ込ませているとも考え辛いので、暗騒音であろう、と推察している訳です。(あらかじめお断りしておきますが、真偽のほどは不明です。あくまでもf特を眺めた当方の感想です)
残る高音域ですが、こちらはf特上に明らかな違いを認める事が出来ます。 本曲は、最高音域(16kHz、20kHz)までキッチリと音が出ていますが、両者のオケがまったく同じものであるという前提で考えるならば、この最高音域を発生させているのは、まごう事なく「りんご娘.」のコーラス(もしくは、それに伴う倍音)である、という事になろうかと思います。 「焼きりんご」では、原曲とカラオケの高音域に大きな差はありませんでしたが、本曲では両者に有意の差が認められる訳で、その違いは何処から来たのかと考えてみると、「焼きりんご」のカラオケには、コーラス・ワークが収録されているが、「りんごのキモチ」には収録されていない、という事実に突き当たります。つまり、f特に変化を与えているのは、紛れもなく「りんご娘.」の歌声なのではないかという推察が成り立つのです。
そうそう、先の「焼きりんご」のf特を掲載した際に書き忘れたのですが、本曲に限らず「りんご娘.」のCDは、カッティング・レベル(CDへの収録音量)が非常に高く設定されているようです。(カーステレオ、ラジカセなどのボリューム位置を同じにしたまま、「りんご娘.」のCDと、一般的なCDを交互に再生してみると、その差が実に良く分かるかと思います) カッティング・レベルが高くなる理由は色々と考えられます(製作者の好み、録音 -> 編集 -> プレスの工程が単純で音が丸まらない、など)が、オーディオ的な見地からしますと、音に勢いがあるように聞こえる、Dレンジ(小さい音と大きい音)の差が明確になり、細かい音などを捉え易くなる、などの利点が望める事になります。 無論、欠点も色々とあるのですが、個人的にはカッティング・レベルは高い方が好きなので、今後もこの路線で録音・編集・プレスして行って欲しいと思っている次第です。(Web Promotion Movie で「青森林檎」に収録されている、新しい「りんごのキモチ」を耳にし、f特ではどのような差が見られるのだろうと、今からワクワクしていますが)
※ 本ページに掲載しましたf特は、以下の機材を使用して収録しました。
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