りんご娘.氷結スーパーライヴ2004 in 大鰐スキー場


キラキラ・アジャラン・フェスタ、チケット

◆往路

 数日前までは、雪がほとんど無いらしいと風の噂に聞いていたのだが、弘前入りしてみると、横殴りの風雪に見舞われてビックリ。
 と思っていたら、青空が広がって心地よい光が差したり、また、急に雪が降りだしたりという、気候の変化の早さにも、二度ビックリ。
 身に染みて、という程ではないが、北国の大変さを身近に感じた瞬間だった。

 大鰐温泉駅まではJRにて移動。
 日が落ちてしまった事で、急激に気温が下がるのが肌を通じて如実に分かる。
 駅から会場の大鰐温泉スキー場までは、タクシー?バス?と逡巡したものの、地図を眺めた感じ、そんなに遠くなさそうという判断で、歩いてみることにした。

 ‥‥‥が、ソコソコ歩いた段階で、自分達の判断の甘さを思い知る。
 雪が降り積もりアイスバーンとなった道、かなりの高低差を上がる道、街灯はおろか、スキー場のカクテルライトさえ見えないという暗い道。
 初めて歩く道という事を差し引いても、虚弱な関東人が徒歩でスキー場に向かうというのは、かなりの体力、精神力を浪費する行為であった。平面の地図だけで判断するのではなく、等高線まで勘案しないといけない。いや、ホント。


◆会場

 17時半前後に、大鰐温泉スキー場(あじゃらエリア)へ到着。
 到着間際、再度の大雪に見舞われ、全身雪まみれ。息は絶え絶え。
 ロッジの入口で身体に付着した雪を落としていると、りんご娘.に楽曲を提供されている、hiroさんと遭遇。挨拶をさせていただく。「駅から歩いて来ました」と話すと、驚くやら呆れるやらという感じの笑顔で、「中に入って、暖まった方が良いですよ」と、気を遣って下さった。

 hiroさんのお言葉に甘えて、という訳でもないのだが、ロッジの二階へ上がる。
 どうやら積雪が少ない事から、松明の滑走などのイベントは中止となった模様。ゲレンデには、大鰐中学校の生徒さん達が考案・点灯されたという、スノーキャンドルが光り輝いていた。

 スキー場でのイベントという事で、ゲレンデをバックにした屋外ステージではないか、などと想像していたのだが、どうやらロッジ二階の食堂がイベント会場となる模様。
 ひとまず腰を落ち着けて、食事などをしながら、りんご娘.のステージ開始を待つ。

 観客は350人前後。滑走は不可という事情のためか、一般のスキーヤーはほとんど見られなかった。
 あぁ、りんご娘.を知って貰える貴重な機会なのに。本当に残念‥‥‥。


◆エオ?

 定刻通り18時半に、イベント開始のMC。年明けには「Power Live」が開催される事などが告知された後、雛壇にりんご娘.の三人が登場。向かって左からレッドさん、ジョナさん、金星さん。

 と、PAから流れ出るオケに驚く。「聞いた事ないぞ?」と。
 (多分、正式な曲名は英語表記だと思われる)「エオ」という曲らしい。
 ベースとバスドラを基音としてリズムを刻み、そこに様々な言葉をハモりながら折り重ねて行くのだが、言葉の折り重ねのタイミングがズレると途端に聞いていられなくなりそうな雰囲気の曲なので、かなりの修練が必要であろう事が、素人耳にも伝わって来る。
 因みに今日のメイン・ボーカルは、金星さんが担当されていた。

◆焼きりんご

 流れるように繋げて、「焼きりんご」へ。
 ところが、メイン・ボーカルを担当する金星さんの声が、非常に辛そう。
 「エオ」を聞いている時には、何時も通りと思っていたのだけれど、サビの部分などで声がかすれている。こんな金星さんは、当方、初めて拝見する。表情も心なしか曇っていたようだ。風邪でもひいちゃったのかな?

 そんな金星さんの状態を知ってか知らずかアドリブか、サビの部分をジョナさんが同時に歌う事でカバーしていた。「メンバーの誰もが、何時でもメインを歌えること」をモットーとしているH.A.S.P.さんの方針が、こういう時には非常に有効に作用していると実感する。

 初めて見て下さるお客さんが多ければ多いほど、メインのボーカルが誰かという事よりも、その場で歌われている楽曲が、楽曲として恥ずかしくない形で提供されているかどうかが重要になるのだから、こういう変則的なアレンジ(というかサポート?)も、大切にして欲しいと思う。

◆MC.1

 「皆さん、こんにちわ。りんご娘.ですっ!」と挨拶した後、「あ、すいません、コンバンワですよね」と、フォローが入っていた。会場からも自然と微笑みが漏れる。
 お決まりのメンバー紹介から、次の楽曲へ。


◆Fly High

 「スキーやスノーボードで高く飛ぶぞ!」というイメージを歌った楽曲です、との紹介付き。
 片手を突き上げながら飛び跳ねるリアクションなど、何時聞いても元気が前面に出ている。

 惜しむらくは、やはり金星さんの体調だろうか。
 全曲を通じて言える事だが、どうしてもジョナさんとレッドさんの声量が勝ってしまい、絶好調時の三人のハーモニーを知っている耳には、少しばかり物足りなく聞こえてしまった。

◆プラネタリウム

 メイン・ボーカルはレッドさん。おぉ、切々と綺麗に歌い切っているではないか。
 当然の事ながら、スキー場というシチュエーションに最も似合っていた一曲。

 と、窓の外に目をやると、絶妙のタイミング?で、大量の雪が漆黒の闇の中に降りしきる。
 りんご娘.の歌声を耳に、窓の外に目をやる事、しばし‥‥‥。

◆MC.2

 「明日と明後日は何の日でしょうか、クリスマス・イブとクリスマスですね」という事で、りんご娘.のクリスマスについて。
 金星さんが「毎年サンタさんにお世話になっています」と口火を切ると、レッドさんが「トナカイになってプレゼントを届けられるようになりたい」と応え、ジョナさんが「じゃ、私は金ちゃんを乗せるソリになります!」と、シュールなオチをつけてから、「皆さんの理想のクリスマスになる事をお祈りしています」と、締める。

 毎度ながら好みが別れる所かもしれないが、当方はりんご娘.の「こんな感じのMC」が、嫌いではない‥‥‥というより、好き。だから、これからもガンバレ!

◆Give Me Power(ショート・バージョン)

 イントロで手拍子を煽ると、会場から結構な数の手拍子が返って来ていた。
 しかし、本曲は今まで当方が拝聴したライブの中で、一番辛い出来だったかもしれない。

 目立たないながらも(というのは、ホメ言葉のつもりです。念のため)、実は大きな幹として、金星さんの歌声がりんご娘.を支えているんだ、というのを実感。同時に、りんご娘.の生命線は、やっぱり三者三様の個性を合わせたコーラスなんだな、というのも実感。

 ダンス自体は無難にこなしていたようにお見受けしましたので、ノドのみの不調と推察しますが、「Power Live 2005」も控えている事ですし、ご自愛下さい >> 金星さん。

◆りんごのキモチ(ショート・クリスマスアレンジ・バージョン)

 締めの定番楽曲。踊りそのものは問題なさそうな金星さんながら、声は本当に辛そう。
 良くぞここまで頑張った!と、心の中で声援を送って‥‥‥いたら!

 間奏部分で「真っ赤な鼻のトナカイ」の歌、そしてそれが「ジングル・ベル」へと変化。
 おぉー、これは分かり易くて楽しく絶妙な編曲!
 「りんご娘.と楽しいクリスマス♪」というオチまでつけて、「りんごのキモチ」のメロディへと戻り、「ヘイ、ヘイ、ヘイ♪」で決め!のポーズ。

 「へばねー」、「風邪、ひかねぇんでね」というジョナさんのMCにてステージは終了。
 開始から終了まで、約30分。

◆イベント後

 会場の一角に設けられた即売所にて、CDと「Power Live 2005」の前売りチケット販売。CDに関しては、りんご娘.がお客さんの間を歩きながらの営業活動を展開し、ソコソコの量が捌けていた。

 同時に、りんご娘.と写真を撮りたがる子供さん、家族連れの皆さんが続出。
 快い笑顔でそれに応じている、りんご娘.の皆さん。本当にお疲れ様でした。
 つーか、本当に地元のアイドルになりつつあると思います、お世辞抜きの話で。

 スタッフの皆さん撤収準備でおおわらわの中、樋川代表に挨拶をさせていただき、抽選会にも最後まで参加(残念ながら、ハズレだった。シクシク)した後、我々も撤収へ。
 流石に往路で懲りたので、帰りはタクシーを呼び、大鰐温泉駅 -> 弘南鉄道 -> 中央弘前という経路にて、帰途についたのでした。


◆追記

 本文中に記した金星さん不調の件ですが、H.A.S.P.さんより、「本番中、一時的に声が出なくなる症状に見舞われたものの、現在は回復しておりますので、ご安心下さい。ファンの皆様には、ご心配をお掛けしました」とのご連絡を頂戴しました。


本文中のMC、会場描写、その他は、全て当方の記憶に基づき書かれています。
事実とは異なる表記があるかもしれませんが、ご了承下さい。


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