スーパーライヴ2005 青森林檎 in 青森QUARTER


スーパーライブ2005 青森林檎

◆経緯

 ライブハウスのようなハコを利用した「りんご娘.」のライブは、半年に一度のお楽しみという感じで開催されるが、今回は青森市にて行われる初の単独ライブという形になった。
 私のような県外出身者から見れば、同じ青森県内ではないかという単純な考えもアタマをよぎるのだが、郷土の歴史というものを紐解いてみれば、同一県内と単純に語るには勿体ないような、様々なドラマもあるのだろうと思う。

 「りんご娘.」が、そのような歴史を背負うのか背負わないのかはさておき、青森県の県庁所在地に「with スーパーケノシル」で初見参!というのは、やはり今年の下半期に向けて、大きな節目になるのではないかと思う。
 そして、先日の「愛の広場」とはまた違う一歩先を、ちょいとだけ垣間見られた一日となった。

◆往路

 今回はライブの開始時間が遅いという事もあり、ハナから日帰りという選択肢は消滅。
 青森市内宿泊を前提に、少しだけ遅い時間帯の東北新幹線+東北本線特急にて、北上。
 青森駅には、昼過ぎに到着し、のんびりと昼食 -> 宿で休憩 -> 身仕度を整えて、青森クォーターへ。

◆会場

青森QUARTER、外観 コンクリートの打ちっ放しという外観の、ライブハウス・青森クォーター。装飾された華やかさはないものの、遮音防音に優れている鉄筋コンクリートの作りそのものが、建物本体ではなく、その中で演奏されているモノで勝負しているのだという空気を感じさせてくれる。

 開場は17時半という事だったが、17時頃には青森クォーターに到着。既に先着されていた方々もいて、入口の前で雑談をされたりしながら開場を待っておられた。
 青森クォーターの向かい側にある、青森市の観光物産館「アスパム」でも、何らか催し物が行われていたようで、時折、風に乗って、ドラムやサックスの演奏音などが聞こえて来る。

青森QUARTER、会場内 定刻通り、17時半に開場。我先に、という程ではないが、入場待ちの列が青森クォーターへと吸い込まれて行く。因みに入口には、演奏中は撮影禁止という告知が張り出されていた。

 会場内には、折り畳み式ながら椅子が整然と並べられており、皆さん、思い思いの場所に着席されている。
 開演までの30分で、準備された椅子席が綺麗に埋まり、その周囲にテレビの撮影スタッフや、取材の新聞記者の方々などがスタンバイ。良い意味で年齢層がバラけている観客の総勢は、大体100名前後という感じ。


◆ピンクレディ・メドレー

 定刻にケノシルの面々がステージへ登場し、スタンバイから演奏開始。
 袖からジョナさんとベイビィさんの「元気ですかー!」という問い掛けがあり、観客がそれに応えた所で「りんご娘.」が、何と全盛期のピンクレディそのままという感じの銀ラメの衣装を身にまとい、ステージに登場。

 確かに日本の音楽シーンを振り返ってみると、女性のコンビ、女性デュオとして一時代を築いた筆頭格として、ピンクレディが存在するのは疑問の余地が無い。また、今日のように年齢層がある程度バラけている観客を相手にする事を念頭に置くと、ツカミとして認知度の高いピンクレディの楽曲をアタマに持って来るというのも、悪くない選択であったと思う。

◆津軽のふるさと

 暗転したステージにスポットライト一条。渋谷和生さんの津軽三味線独奏へ。
 毎度の事ながら、渋谷さんの三味線の音色に、しみじみと聞き惚れてしまう。

 ピンクレディ・メドレーの後、袖に下がっていた「りんご娘.」は衣装を、「あどのまつり衣装」(りんごもぎをする「りんご娘達」の絣の着物を現代風にアレンジした衣装、らしい)に替えての再登場。
 今回はアカペラではなく、hiroさんがギターでバックアップ。

 「マメコバチ スーパーライブ2005」での本曲に感動し、又、それが記憶の中で美化されているため、ついつい比較してしまう自分が居るのだが、絶対値で考えれば全く問題のない内容であったと思う。天恵の一瞬だったかもしれない「マメコバチ スーパーライブ2005」を全ての基準にしては、酷というものだろう。

◆リンゴの唄

 安心して聞ける楽曲としての地位を確定した感のある本曲。
 ジョナさんとベイビィさんが競い合うように声を掛け合いながら、最後に声を溶け合わせるようにして歌い終える、そこに至る流れが非常に心地好い。

◆MC.1 〜 ファーストアルバム「青森林檎」紹介

 「皆さん、こんばんわ!りんご娘.です」で、自己紹介へ。
 ベイビィさんが、思いっきり元気良く「14歳です!」と言い切ってから、「あー、間違えた。15歳になったんですっ!」と、笑顔で言い直していた。(ジョナさんに突っ込まれまくっていたのは、言うまでもない)

 そのまま、バックバンド「ケノシル」のメンバー紹介へ。
 ドラムのシブさん、ベースのボンバイエさん、ギターのhiroさん、キーボードのトモさんと来て、パーカッション担当の新メンバー、「ファジー・シゲタ」さんの加入が伝えられる。観客からは、暖かい拍手。

 そうこうしていると、ステージ前に静々と電動スクリーンが降下。液晶PJを介し、好評発売中のファーストアルバム「青森林檎」に収録されている各楽曲についての解説や、シングルとしての発売日などが、順を追って映写される。「りんご娘.」という活動の歴史を感じる一瞬である。


◆You

 物憂げなピアノ(だったと思う)の音色に誘われるように、「りんご娘.」がステージ袖より再登場。
 衣装替えを経て、純白にイラスト入りのTシャツ&白スラックスという出で立ち(だったと思う)。

 「青森林檎」に収録されている「You」とは180度異なる、明るく弾むようなアレンジ(だったハズ)。
 ライブならでは&専属バックバンドを従えている強みが、こういう所で活きていると感じる。

◆バスターミナル

 こちらは「青森林檎」に収録されたオケと大きく変わらぬアレンジで登場。
 ジョナさんとベイビィさんの歌声も非常に落ちついていて、歌詞を噛み締めて聞かせるような歌い方が曲のイメージをより深めてくれていた。
 三番では、二人の声の掛け合いが綺麗なハモりとなって、空間に溶けてゆく‥‥‥。

◆海

 今日のライブで、唯一、首を捻った瞬間のあったのが、この「海」。今まで当方が聞かせていただいた範囲内では、金星さんの独壇場という印象が非常に強かった。つまりそれは、高音域を如何に綺麗に歌い切れるかが、この曲の生命線である、という事なのだと思うのだが‥‥‥。

 一番をベイビィさん、二番をジョナさん、以降はデュエットという構成で歌われたのだが、ベイビィさんは優しい声質で、どちらかといえば高い声なので、及第点と言って申し分ない声だったものの、ジョナさんは明らかに彼女が得意としている帯域からは外れている声を出す事に、苦心惨憺していた。

 デュエット・パートでは、ジョナさんは多少低いキーで歌い、キツいながらも許容範囲だったように聞こえたので、ソロの時も敢えてキーを下げて歌ってしまっても良かったのではなかろうか。
 とはいえ、ハナっから逃げてしまうのではなく、果敢に未知なる歌声への挑戦を試みたジョナさんの心意気には、拍手を贈りたい。真剣勝負の場で自分の苦手や限界を知るという事は、決して無駄にはならない。必ずやジョナさんの血となり肉となるはずである。

◆雪のブルース

 「海」での鬱憤を晴らすかの如く、ジョナさんのダミ声が大爆発。
 地面に声を叩き付けるかのような低い声で、切々と歌い継いでゆく。

 高音のパートをハモっているベイビィさんを霞ませるかのような、力強いダミ声の貫通力、そして破壊力こそが、ジョナゴールドの真骨頂であろう。
 良し悪しを含めて、「海」との対比が活きた構成になっていた。


◆エアポート

 バラード系の楽曲を積み重ね、十分にシミジミとさせておいてから、ノリの良い曲に突入するというのもステージ構成の妙であろう。キッチリと飛行機の爆音までSEとして組み入れているのに感心しきり。

 しかし、ライブハウスでのコンサートだというのに、男性コーラスが入らないのは、何故、何故、何故なんだぁ〜!hiroさんの声が素晴らしい事を知っているだけに、これはやはり残念。
 モロモロに余力が生じた暁には、是非、hiroさんのコーラス付きで聞かせて欲しい。

◆Fly High

 「Fly High!」、「Fly High!」と、「りんご娘.」自らが腕を振り上げて、観客席を煽り立てるイントロに、積極的に会場を盛り上げてゆこうという部分での工夫を垣間見た。観客も当然のように腕を振り、声を出し、それに応える。

 本編に入っても、「はいはい、皆さん、腕が下がって来ちゃいましたよ〜!」などと、煽りを忘れない一方で、歌にも微妙にアクセントをつけて、ライブならではという感じで発声を崩していたのが印象的だった。

◆焼きりんご

 「Fly High」から間髪置かずに演奏が開始されたが、歌い始めたか、始めないかの辺りで、ジョナさんが「あーっ、待って待って待って!」と、伴奏を止める。ベイビィさん、ケノシルの面々が怪訝とする中、「え〜と、ナンデ止めたんだっけ?」とボケをかましながら、恒例となった「モンキーダンス -> ツイスト -> グィングィン」を皆さんも踊りましょうよ、という話になる。

 ジョナさんが「踊ってくれますよね?」と客席に問いかけると、「やだ!」と、間髪入れずに女子校生らしき観客から声が掛かる。
 「え、そんな事を言わずに、踊ってくれますよね?」、「やだ!」。
 「じゃぁ〜、ウチらが何かやったら、踊ってくれますか?」、「やだ!」。

 同年代の女性同士という事もあるのだろうが、嫌味のない絶妙なその掛け合いに、あちこちから拍手と笑い声。意を決したジョナさんが、笑顔と真顔の混じったような表情で、

 「分かった。ウチらの言い方が悪かったんだ。‥‥‥‥‥‥踊れ!

 と、ドスの効いた声で命令すると、場内は爆笑と拍手に包まれた。
 以降、振付のレクチャーから本編へ。間奏では見事に観客全員が「モンキーダンス -> ツイスト -> グィングィン」していたのは言うまでもない。


◆MC.2 H.A.S.P.プレゼンツ 愛の劇場

 再び電動スクリーンが降下を開始。場内が暗転すると、スクリーンには「H.A.S.P.プレゼンツ 愛の劇場」とのキャプションが。弘前の河原かどこかで撮影したのであろう寸劇なのだが、これがシュールに大真面目で面白かった。

 登場したのは段ボールで作られた軽トラに乗った若人と、彼を待っていた彼女。
 「この軽トラ、樋川車両で買ったんだ」などというネタを折り込みながら(実際、このフレーズは、かなりウケていた)、ナンバープレート「た 1423」の解説へ。

 「た」は、彼女の名前(たえさん、だったかな?)の一文字で、「1」は英語の「I」(アイ)、「4」は「し」、「2」は「て」、「3」は「る」を示していて、全部合わせて「たえ、愛してる」。
 そんな一昔前の、ポケベルの数字遊びのような内容から、彼と彼女がラブラブで段ボールの軽トラに乗り、土手を海へ向かって走り去って行く後姿で、フェードアウト(微笑)。

 ライブハウスの設備に起因するのか、音声がブチブチと途切れがちだったのが、ちょいと残念だったけれども、内容が申し分ない出来だっただけに、また見せていただける機会があれば、と思う。今回限りでお蔵入りしてしまうとしたら、それはやっぱり勿体ない。

◆彼の軽トラに乗って

 そして、いよいよ本邦初公開!津軽三味線とフルートのイントロから、新曲「彼の軽トラに乗って」!
 今回演奏された形が、多分、CDのオケに最も近い形なのだろうと思うが、奇を衒ったような楽曲ではなく、H.A.S.P.さんらしい、そして「りんご娘.」らしい、ちゃんと歌詞を聞かせてくれるような、暖かい歌謡曲に仕上がっていた。サビのフレーズも、覚え易くて耳に残る。

 とはいえ、曲の詳細を文字で伝えるのは無理である以上、「乞う、ご期待!9月22日の全国発売!」という話にせざるを得ないのだが、歌声を耳にした感触からすると、ベイビィさんとの相性が良い楽曲のような気がした。そう、「ブライダル・デート」で感動を巻き起こした、「守ってあげたい」の延長線上に歌声があるような、そんなイメージ。

 あとは、フミタンさんの年輪を感じさせるフルートが、暖かさと優しさを醸し出していて、効果的に「りんご娘.」の歌声を後押ししていたのだが、はてさてCDではどのような仕上がりになっているのであろうかと、期待は膨らむ。

◆MC.3 「彼の軽トラに乗って」について

 「私のような、美人で、ナイスバディで、アタマの良い女性との出会いを歌った曲なんですよ」と、ジョナ節をあちらこちらに散りばめつつ、ベイビィさんが「リンゴ農家の青年と、都会の女性の恋を歌った楽曲になります。2005年9月22日に、全国一斉発売となりますっ!」と、陸奥新報さん、東奥日報さんにて紹介された内容を丁寧に告知していた。

◆Give Me Power

 場内一時暗転から、少し長めのケノシルの間奏を挟み、ここ最近の定番となっている、白と黒の衣装にて、「りんご娘.」が再登場。
 ケノシルの皆さん、長めの間奏で疲れてしまった(??)のか、今まで拝聴した中で、一番スロー・テンポな伴奏の「Give Me Power」だった。

 しかし改めて気が付いてみれば、渋谷さんがスペシャル・ゲストという括りを離れて、自然とケノシルに溶け込んで、揚揚と津軽三味線を爪弾いていらっしゃるというのは、本当に凄い光景だ。


◆MC.4 津軽弁講座

 PA横よりサングラスを摘んだジョナさんとベイビィさん。
 それを架けながら、可愛いヤンキー口調で、単独ライブではお馴染みの津軽弁講座へ。

 何回か拝聴し、「わだなばすきだ」位は聞き取れるようになったものの、ちょいと複雑な言い回しになると、悔しいかな、やっぱり途端に分からない。
 しかし、青森在住の方々にはやはりウケが良く、周囲からは「あははははー」と笑い声が漏れていたので、今後ともアクセントとして、大切に演奏し続けて欲しい。

◆LOVE&SOLDIER

 先の「Fly High」と同様か、それ以上に発声を崩した感じで歌唱していたのが印象に残る。
 今までは完成されたCDを基準に据えて、ライブでも同じようにハモろう、ハモらないといけないという意識が抜け切らない面があったような気がするのだが、ライブの醍醐味である「完成と未完成の間に横たわる幅」に目を向けて、敢えて一歩踏み外そうとしているように感じた。つまりそれは、「りんご娘.」がようやく「ライブ」という生き物と、対等な立場で闘えるようになった、という事を意味するのではないかと思う。

 基礎が強固であるからこそ、アドリブというものが活きて来る。
 無論、イベント・ゲストのような、一見さんが多いであろうオープン・ステージで、敢えて発声を崩す(アドリブを前面に出す)必要はないと思うが、単独ライブのように「りんご娘.」自体を楽しませる場所であれば、「キッチリと歌う曲は歌う」というスタンスを保つ一方で、今回の「Fly High」や「LOVE&SOLDIER」のように、崩して歌ってみるという「幅」を探るという行為は、あって然るべきではないかと思う。そうして手に入れた「幅」というものが、新たな基礎となり、また、別の方向の「幅」を産み出す土壌になるのだから。

◆Jonkara

 右肩上がりに、演奏のスピート・アップに突き進んで来た「Jonkara」だが、今回は先日の「愛の広場」よりは、スピード・ダウン。脱線しては元も子もないので、ATSを装備して、「スーパーライブ in 三戸」くらいの演奏スピードに落ち着いたという所だろうか。

 と、歌い出しの歌詞を、ジョナさんが間違えてしまったようで、「ストップ、ストップ!」と演奏を止める。ニヤニヤしているケノシルの面々に、「今のうちに水分補給をした方が良いですよ」などと言いながら、ステージの端の方にベイビィさんを呼んで、客席に背を向けながら、「えっとさ、最初の歌詞ってさ、ボソボソヒソヒソ」と、井戸端会議。

 この演奏停止は、演出だった(と思う)「焼きりんご」とは異なり、ジョナさんの頭の中が、本当に真っ白になってしまったがために生じたものではないかと思うのだが、ベイビィさんとステージの端で井戸端会議を開催し、客席には背を向けながら、その実、会話はマイクでわざと客席に漏らしてしまうという、お笑いのコントに良くありそうな寸劇に、即興で仕立て上げてしまった事に感心した。
 「りんご娘.を囲む(かごむ)会」で、「You」をすっ飛ばしてしまった時には、「すいません。ぶっちゃけ忘れてました!」と、正面突破で頭を下げていた事を思い出すに、随分とステージ・スキルが上昇したんだな、という感慨もひとしお。

 演奏を止める事態になったのは失点かもしれないが、今回のように、それを帳消しに出来るホームランを打てるのがライブの面白さ。同時にそれは、日々の鍛錬で育まれた、「りんご娘.」と「ケノシル」の信頼関係、チーム・ワークの良さがあればこそ可能な事なんだよな、と思い至る。

◆MC.5 ケノシル・メンバー紹介

 「Jonkaraで、本編は終わりとなります。最後に改めて、メンバーを紹介します」との事で、ドラムのシブさんから順に、今度は渋谷さんやフミタンさんをも含めて、ケノシルのメンバー紹介。

 「平均年齢34歳(だったと思う)の、オジさんバンドです」というジョナさんの話を受けて、「えー、平均年齢を引き上げているフミタンです」と、少しだけ高齢のフミタンさんが、すまなさそうに自己紹介。場内爆笑。
 続いて渋谷さんを「三味線の和夫ちゃんです!」と紹介すると、マイクを向けられた渋谷さんが「まいうー!」と応えて、これまた場内爆笑。
 ジョナさん曰く「ケノシルに加入してから、和夫ちゃんのギャグセンスは向上著しい」とのこと。

 そして、ずーっと無視され続けていたhiroさんが、ようやく紹介されるという段になって、ステージ上から姿を消してしまう。「りんご娘.」が「あれれ?」という表情をしていると、客席後方のスタッフ出入り口から登場し、拍手が降り注ぐ中を、ギターを抱えて疾風のようにステージに駆け上がって、決め!のポーズ。

 これにてメンバー紹介が無事終了。
 場内は暗転となり、すかさず「アンコール!」の声と手拍子が鳴り響く。


◆A.D.D.

 暗闇の中、「ケノシル」のメンバーがスタンバイ。シブさんのドラムとhiroさんのギターに、フミタンさんのサックス(だったと思う)が折り重なった所で、「りんご娘.」が「青森林檎」とプリントされた可愛らしいTシャツにて登場。「アンコール、ありがとうございます。では、皆さん、スタンダップ、プリ〜ズ!」という掛け声もあって、観客は総立ち。

 アカペラで耳にする機会の多かった「A.D.D.」だが、今回はバス・ドラムとベースの低音と、サックスの艶やかな音色を強調した、ディスコ・サウンド(とも違うか?)に衣替え。
 サビで「A.D.D.!」と歌う部分などは、もはや歌というよりは叫び声のように、単語を客席に向かって投げつけていたが、その歌い方がまた、今回のアレンジには良く合っていた。

◆りんごのキモチ

 「簡単な振り付けですから、皆さんも真似して踊って下さい」から、「りんごのキモチ」。
 〆の定番という感じで、アレンジも「青森林檎」に収録されている形に則った、ベーシックなもの。
 振り付けを踊る人、手拍子を打つ人、合いの手を入れる人‥‥‥観客が各々の愉しみ方で「りんご娘.」に応えながら、終幕へと突き進む。

 終幕間際の数フレーズを、「まだまだっ!」、「もう一回!」などと言いながら、3〜4回繰り返し、大きく大きく観客を煽って、いつもの右手を差し伸べるポーズで決め!
 二時間を越えたステージは、大きな拍手の中で、幕を閉じた。

◆終幕 → 即売会 → 撮影会

 「以上をもちまして、本日のライブは終了致しました」という告知があり、客席に灯が入る。
 ホッと一息つくようなザワつきの中、H.A.S.P.のスタッフの皆さんが今日のライブについてのアンケート用紙を配布。観客の皆さんに記入をお願いしていた。

中尾彬巻き? その後、会場内の折り畳み椅子の撤去と平行して、青森クォーターの入口では、各種グッズの販売や、「りんご娘.」との握手会が行われていた。ブログで告知されていた手ぬぐいの他に、「青森林檎」とプリントされたTシャツや、藍が基調となったポスターなどが並べられ、多くの皆さんが思い思いの品を買い求めながら、「りんご娘.」にサインをしてもらったり、握手をしたりという時間を過ごしていた。
 毎度毎度、長丁場のライブの後、嫌な顔一つせずグッズにサインをしたり、被写体となってくれている「りんご娘.」には、頭の下がる思いだ。

 そして、「今日は、ありがとうございました!」という、ジョナさんとベイビィさんの最敬礼を以って、初の青森市での単独ライブは、幕を閉じたのだった。


本文中のMC、会場描写、その他は、全て当方の記憶に基づき書かれています。
事実とは異なる表記があるかもしれませんが、ご了承下さい。


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