安潟フェスティバル2005 The Final at 青い海公園


安潟フェスティバル2005 The Final

◆経緯

 夏のオーディション -> 夏合宿という、根幹を担う大切な流れもあってか、8月は対外的なイベントが告知されていない「りんご娘.」。秋までオアズケ、5月からのイベント・ラッシュが一段落、オープン・イベントのトリを務めるという状況などを踏まえ、三週連続で青森県にお邪魔する事にした。

◆往路

 今回もイベントの開始時間が若干遅いのだが、翌日が祝日でない以上、日帰りを前提として行程を組まざるを得ない。往路は「スーパーライブ2005 青森林檎」参加時と、ほぼ同じ時間帯の東北新幹線+東北本線特急にて、北上。どちらかと言えば、復路の方がタイトな行程だ。

 青森駅には、イベント開始一時間前に到着という感じ。想定していたよりも時間的な余裕がなく、不要な荷物をコインロッカーに預け、会場である青い海公園へと、急ぎ足で歩き出す。

◆会場

会場入口 今日のイベント会場・青い海公園は、青森市の観光物産館「アスパム」と隣接し、「スーパーライブ2005 青森林檎」の会場となった青森クォーターとは、道路を隔てて真向かいに位置する。

 イベントステージは、フードコートの一角に組み上げられており、その前はすり鉢状の階段になっている。そこに座って観賞するのが最高ではないかと思うのだが、多くのお客さんが飲食用に設置されていたプラスチックの白テーブルと白椅子に腰を落ち着けていた。

 天気は快晴。直射日光がキツいが、北上して来た身にはそれでも涼しいと感じられるくらいの気温(25度くらい?)だった。それでもこまめに水分補給を欠かさぬようにしながら、「りんご娘.」の登場を待つ。
 人の出入りが激しいものの、常時100名くらいの方々が鑑賞していたと思う。


◆リハーサル、そしてMC

 定刻の15時。専属バックバンド・ケノシルのメンバーがステージへ。久しぶりに、イベント専属のMC担当の女性がおられるようで、「これよりリハーサルになります」との周知があって、リハーサルへ。
 ドラム、サックス、フルート、タンバリン、ベース、ピアノ、ギターの順でPAのバランス調整を実施してから、全員で音出しをして最終確認。この間、約10分ほど。
 並べた楽器でお分かりのように、本日は渋谷さんのみ、欠席されている。

 「リハーサルをご覧いただきました。さて」という事で、MCの女性が再登場。
 「りんご娘.」という活動について大まかに説明をし、先週、青森クォーターでライブを実施したこと、9月22日に発売となる新曲で、全国へと打って出ることなどを、丁寧に告知されていた。

 締めでは、「青森から全国へ。どうぞ皆さん、りんご娘.を応援してあげて下さい」という、短いながらも「りんご娘.」への愛情が込められた台詞もあって、非常に好感が持てた。

◆LOVE&SOLDIER

 ギターを出囃子に、ケノシルが演奏を開始。ステージに向かって左手から、アタマの上で手拍子を打ちつつ、「りんご娘.」が登場。オープニングといえば「LOVE&SOLDIER」と言っても良いくらいの頻度で使用されてるのは、歌詞や曲調、ダンスなど、「りんご娘.」の魅力が濃縮されている楽曲だからだろう。

 今回は間奏での掛け声が、「ラッセーラ、ラッセーラ、ラッセラッセ、ラッセ〜ラ!」に変更されていた。青森ねぶたの掛け声に敬意を表した、という感じだろうか。

◆Jonkara

ステージ風景 「LOVE&SOLDIER」から、流れるようにそのまま「Jonkara」へ。演奏スピードは「スーパーライブ2005 青森林檎」と同等という感じ。これが定速となるのかな?
 オープニングの津軽三味線で奏でられるべき旋律は、hiroさんがギターにて爪弾いていた。

 「Jonkara」を耳にしていて気がついたのだが、ジョナさんの声が、何時もより少し高いように聞こえた。
 無理に出しているという雰囲気ではないし、PAの調整誤差によるものだったのかもしれないが、ベイビィさんの声との溶け合いがいつもよりもまろやかで、ふと気を抜いていると、歌っているのがジョナさんなのかベイビィさんなのか、一瞬、迷うような瞬間があった。

 因みに、「Jonkara」の振付を見た高校生らしき一団が曲に合わせて踊り出し、それを目にしたジョナさんがまた、嬉しそうな表情で振付をしていたのが印象に残る。
 嬉しさに気を取られ過ぎたのか、何ヶ所か歌詞をホニャララしていたけれど、そんな事が瑣末に感じられるほど、活き活きとした表情&踊りを見せてくれていた。
 どんな形であれ、客席からの反応が目に見えるというのは、嬉しいものなのだろう。


◆焼きりんご

 ドラムのシブさんがハイハット・シンバルを叩いて細かいリズムを刻む中、「皆さん、こんにちわ。りんご娘.です!」と挨拶。「間奏でモンキーダンスや、ツイストがあります。一緒に楽しみましょう」から、MCには流れずに、そのまま「焼きりんご」へと雪崩れ込む。

 先に述べたジョナさんの声の高さのズレの影響もあったかと思うが、ようやく青の呪縛から解き放たれた、ゴールデン・コンビの「焼きりんご」に到達しつつあるのかな、という感触が耳に届いて来ていた。
 加えて印象的だったのは、フミタンさんのサックス。イントロから艶やかな音色を鳴り響かせて、実はかなりハードな一面を持つ「焼きりんご」の世界観を、音で端的に表現していた。

 なお、「焼きりんご」でも活躍していたのが、前述の高校生らしき一団の皆さん。
 間奏では自分達なりのアレンジを加えたダンスを踊って、「りんご娘.」の二人からも「サイコーです、上手です!」という賞賛のコメントを惹き出していた。やるねぇ〜。

◆りんごのキモチ

空に凧 「焼きりんご」のエンディングが奏でられる中、「次の曲で最後になります。りんごのキモチという曲です。皆さん、もっともっと手拍子をお願いします」というコメントが出て来て、ビックリ。
 登場してから、まだ15分なのに!ここまで濃縮したステージを拝見するのは、昨年秋の「スリーデーマーチ」以来か?いや、「スリーデーマーチ」でも、自己紹介その他のMCがあった事を思い出すに、歌声果汁100%のステージは、今回が初見という事になる。

 今回は演出としての振付指導などを採り入れていなかったため、久しぶりに純粋な二人のハモリを聞かせて貰う事ができたが、やはりジョナさんの声が普段よりも優しく聞こえ、つまりはベイビィさんと似たような声質となっていたため、二人で歌う部分の溶け合いが喧嘩せず、絶妙な味付けになっていた。
 (その分、瞬発力というか、ジョナさんらしい破壊力が影を潜めていたので、やはりこの辺は一長一短という所なのかもしれない)

 間奏では、ケノシルのメンバー紹介。今日は時間制限などは設けられずに、各メンバーが各々のパフォーマンスで観客へと一礼。個人的には、「さっきから前に出過ぎっ!(笑い)」と、ジョナさんに突っ込まれていたボンバイエさんと、赤いアロハシャツで夏を演出していたhiroさんのパフォーマンスが印象に残っている。

 ふと空を見上げてみれば、スカイカイト(凧)が入道雲を背景に従えて、悠々と泳いでいる。
 誰かが青い海公園で揚げていたのだと思うが、「全国の空へ、世界の空へ、未知なる空へと羽ばたいて行け!」と、「りんご娘.」を応援してくれているような気がした。

◆アンコール Give Me Power

 高校生の一団が最初に(だったと思う)「アンコール!」と声を出し、それを受けたMCの女性の方が「アンコールですよ!」と引き継いで、常連のファンの方を含めた一般の観客がそれを手拍子で後押しする事で、ホントに想定外だったと思われるアンコールが成立。

アンコールの打ち合わせ 袖に下がりかけた「りんご娘.」もステージに戻り、ケノシルの面々と、アンコール曲を何にするかという相談開始。その合間にMCの女性の方が、「この時間を利用して」と、車のナンバープレートを幾つか読み上げて、「ねぶたを引き出す事が出来なくなっておりますので、持ち主の方は、至急、車の移動をお願いします」と、業務連絡をこなしたりしていた。

 アンコール・ナンバーは、「Give Me Power」。
 青森県はねぶたの季節という事もあるし、バラードを歌うような空気でもない訳で、納得の選曲。
 ただ、想定外のアンコールだった事と、晴天に伴う暑さが災いしたか、間奏の辺りでケノシルの演奏がヘニョッと遅くなったように聞こえた。ま、そういうのもライブならではのご愛敬。

◆終演後

 「アンコール、ありがとうございました。りんご娘.でした」で、本当に終幕。
 「へばね!」、「熱射病にならんよう、気ぃつけてね」などと観客に声を掛けながら、「りんご娘.」は袖へと下がる。そして一汗拭った後、フードコートの一角に用意された簡易テントの下で、CD「青森林檎」や、手拭い風タオルの即売会に顔を出していた。

 即売会は20分ほどで終了。当方も荷物をまとめ、青森駅へと歩きだす。
 と、清涼飲料でノドを潤しているシブさんと遭遇。
 カメラを向けさせてもらうと、ニカッと笑いながらVサインで応えて下さり、「次にお会い出来るのは秋ですね。楽しみにしています」と挨拶させていただいて、青い海公園を後にしたのだった。


本文中のMC、会場描写、その他は、全て当方の記憶に基づき書かれています。
事実とは異なる表記があるかもしれませんが、ご了承下さい。


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