菊と紅葉まつり at 弘前公園植物園
りんご娘.ライブ 〜みんなで楽しくダイエット〜

菊と紅葉まつり

◆久方ぶりに弘前

五重塔 昨年に引き続き、約一年ぶりの弘前。駅前でホテル・東横インが営業を開始しているなど、その変貌ぶりに改めて驚く。

 陽が当たる場所は暖かかったが、ちょっとした物陰に入ると流石に北国と痛感する。風が通り過ぎる首筋は、やはり寒い。
 しかし、弘前城まで辿り着いてみると、意外な事に紅葉がさほど進行していない。まだまだ多くの木々が黄色い葉を残している。

 四年前、去年、そして今年と、全く同じ時期に弘前を訪問しているが、段々と紅葉の盛りが遅れているような気がする。
 安易に口にしたくはないが、温暖化なるものの影響があるのだろうか?

◆リハーサル

リハーサル風景 開演30分ほど前に弘前公園植物園に到着。
 ステージ前は、既に親子連れ、老夫婦、中高生、若いカップルなど、多くの人が詰めかけて、開演を今か今かと待っている状態。
 四年前は、それこそ開演後もステージ前を前後左右、自由に移動して、見たい位置で見られた事を思えば、動員数の大幅な上昇に感動を禁じ得ない。

 14時10分を過ぎた頃、オレンジ色のスタッフ・ジャンパー姿のりんご娘.と、四名のアルプスおとめ(練習生)が登場。音響スタッフさんなどに、ハキハキと挨拶をした後ステージに上がり「ダイエット」でリハーサルを開始。

 PAからオケが流れ出すと、あちこちから観客が集まり始め、ステージ前は黒山の人だかり。子供達に至っては、ダイエットのサビの部分を、楽しそうに踊ったりしている。
 返しのPA音量など、数点を音響スタッフさんと確認してリハーサルは終了。「本番のステージは14時30分からになります。どうぞお集まり下さい」と挨拶・一礼をして、舞台裏へと下がる。

◆ダイエット

 定刻、「菊と紅葉まつり」の実行委員?の女性が、「皆様、お待たせいたしました。ただいまより、りんご娘.ライブ 〜みんなで楽しくダイエット〜を開催致します」と、落ち着いた声でライブ開始を告知。
 りんご娘.の簡単なプロフィールを紹介後、「それではりんご娘.の皆さん、宜しくお願いします」の声を受けて、ステージにジョナさん、レッドさん、そしてアルプスおとめが登場。

 総勢六名のステージは初見だが、やはり人数が多いとそれだけでステージが映える。
 アルプスおとめは、ジョナさんとレッドさんの後方に位置取り、バックダンサーとして踊りを披露。
 りんご娘.の立ち位置は、左手にジョナさん、右にレッドさん。

 六月に宇都宮で行われた第3回 青森・秋田・山形物産展以来、久々に耳にした新曲「ダイエット」だが、初めて耳にした時と、全く印象は変わらず。ジョナさんとレッドさんの、素のままに聞こえる天真爛漫な歌声と、その掛け合い、溶け合いの素晴らしさに唸ってしまった。
 他の楽曲と異なり、本曲に関しては、二人の声が伸び伸びとハモっているように聞こえる。(なお、ハモりをコントロールして歌っているように聞こえるのが悪い、という事ではない。あくまでも聞く側の好みの問題である。念のため)


◆自己紹介

 「皆さん、改めまして、こんにちわ。りんご娘.です。」
 「今日は珍しくタイトルの付いているライブです。」
 「タイトルは、”みんなで楽しくダイエット”という事で、今、歌ったダイエットという曲を、最後には皆さんと一緒に歌って踊れるくらい、盛り上がれたら嬉しいです。」

◆彼の軽トラに乗って 〜ショート・バージョン〜

 「ABAの深夜番組でイケメン探しの旅という企画があって、この曲が使われています」という事で、「彼の軽トラに乗って」。
 イントロの三味線といい、印象的なフルートの旋律といい、この曲はやはりスーパーケノシルの演奏を背に聴きたいな、という気分にさせられる。

 なお、同深夜番組にはりんご娘.の出演も決定しているとのこと。青森県民の方々が羨ましい‥‥‥。

◆A.D.D

 「彼の軽トラに乗って」から流れるように「A.D.D」。
 イントロでアルプスおとめが簡単なブレイクダンス?を披露していたようだが、ステージ前の立て看板が視界を遮ってしまい、余り良く見えない。残念。

◆トコドッコイ弘前りんご

 初めて生歌を耳にする事が出来た本曲。
 オンライン配信では既に耳にしていたが、民謡調・盆踊り調の曲なので、当然ながら生歌の方が良い。
 「ダイエット」に負けず劣らず、この曲もりんご娘.の二人が、伸び伸びと歌える楽曲のようだ。

 バック・ダンサーであるアルプスおとめの振り付けも、盆踊りのような仕草を基調にしたシンプルなもので、腕の動きと合わせて、ちょいと傾げる首の動きが可愛らしい。


◆りんご娘.と楽しく一緒に野球ゲーム

プレゼント大会 「皆さんと一緒に楽しめるゲームを考えて来ました」との事で、ここからはゲーム大会へ。
 ルールは、りんご娘.がボールを客席に向かってバットで打つので、そのボールを拾って下さい。拾った方はステージ左側にて、りんごをプレゼントします、というもの。(かなり昔の話になるが、Aomoriりんご感謝祭で同じようなゲームを行い、脱退した金星さんが初球を派手に空振りしていた事を、懐かしく思い出した)

 ゲーム自体はかなり盛り上がり、小さい子供達が笑顔で右往左往。
 「こっち?よし、こっちに打つよ!」と言っていたレッドさんが、全く違う方向に打ち放ったり、「遠くに飛ばすぞー!」と言っていたジョナさんが、見事なバント(!!??)を決めて会場をズッコケさせたりと、かなり楽しいイベントだった。

 ステージ前では、アルプスおとめがアシスタントとして、ボールを拾った人にりんごを手渡していたが、笑顔で応対し、渡し終えた後にちゃんと目礼している姿勢が目に留まった。

◆どすこい金星

 その存在は小耳に挟みながらも、オンラインなどで公開されていないため、今回、本当に初めて耳にした本曲。
 大変、恥ずかしい話だが、楽曲紹介されるその時まで、曲名は「どすこい き ん せ い 」だと思っていた。そうか、「きんぼし」だったのか‥‥‥。

◆津軽富士

津軽富士 昨年の本イベントでお披露目してから約一年。
 自らを育むように、大切に歌い継いで来たと思われるジョナさんが、改めてソロで歌う。

 昨年は、ステージ上で笑顔を絶やさないジョナさんが、緊張で真顔になっている姿を微笑ましく見守ったものだが、今年は堂々と、そして雄大に歌い上げていた。

◆りんごのキモチ 〜ショート・バージョン〜

 そして、定番楽曲の「りんごのキモチ」へ。
 この曲目当てのりんむすきっず達が、元気一杯でステージ前へと集まって来る。
 総勢数十名、昨年よりも多いであろうりんむすきっずは、壮観の一語。
 今年は、ステージ上にりんご娘.、ステージ下にりんむすきっず、更にその前にアルプスおとめ。

 毎度ながら、りんむすきっず達が楽しそうに踊る姿を目にすれば、余計な台詞は何も要らない。

りんむすきっず1りんむすきっず2りんむすきっず


◆ダイエット

 「りんごのキモチ」を踊り終え、客席に戻ろうとしたりんむすきっずに、レッドさんが「ちょっと待って!」と声を掛け、「最後にダイエットを一緒に踊りましょう」、「はい、客席の皆さんも起立!」と、会場全体を巻き込んでのダイエットの振り付け講座開始。

 ジョナさんがアカペラで歌う中、レッドさんが口頭で踊りをレクチャー。
 レッドさんが上げる腕の右左を間違って指示したりしていたが、珍しく客席の皆々さんが腕や足を動かしてくれている。「では、最後の曲です。みんなで一緒に‥‥‥ダイエット!」

 歌の最中、サビの部分でレッドさんが歌を離れて踊りのレクチャーを行っていたのだが、その瞬間に楽曲としての魅力は半減してしまっていたのが面白い。
 ジョナさんの歌唱力に不足がないのは明らかなのだが、レッドさんの歌声が混合してこそ、「ダイエット」特有の伸び伸び感が生まれているのだと、再認識した。
 ジョナ&レッドに限定するなら、「ダイエット」が現時点での最高楽曲ではないだろうか。

◆終演後

サイン&握手会 2007年12月21日に開催されるパワーライブ2007の宣伝などを実施した後、「今日はありがとうございました。りんご娘.でした」と一礼し、拍手の中、ステージを降りるりんご娘.。

 すぐさまステージ左手のグッズ売り場には、人だかりが出来る。
 今年は、例年よりも販売スタッフの数が少ないらしく、皆さんてんてこ舞いしながら対応に追われている。

 そんな中、アルプスおとめ達が、パワーライブ2007の宣伝用ポスターを細腕で掲げたり、チラシを配布している姿を目にして、つい胸が熱くなった。
 特に入ったばかりの二人は、まだまだ会場やイベントの雰囲気に慣れていないためか表情が硬く、大勢の人が群がっている状況に、物凄く緊張している事が伺えた。
 しかしながら、先輩達もそうだったんだよ、という事で、メゲずに頑張って欲しい。

◆雑感

頑張れ、アルプスおとめ 弘前まで足を運ぶ事が、なかなかままならない昨今だが、ホーム・グラウンドで拝見するりんご娘.には、やはり格別の味を覚える。
 以前から何回も書いていた事だが、地道に足元を固めて来た成果が、根をはやす段階から芽を出す段階へと、着実に到達し始めたのではないだろうか。

 いみじくも公式ブログで、「過去最高のお客さんの数だったと思います」との報告が為されていたが、有象無象がただ集まりましたという空気でなかったのが、何より素晴らしい。
 「りんごのキモチ」を踊りに来たりんむすきっずは言うに及ばず、ふと通りかかったヘルメット姿のおじさん達が、ジョナさんに名指しされると嬉しそうに照れて、しかしながら、最後までステージを見続けていた事などは、その芽生えを端的に顕していたと言えるだろう。

 地元アイドル、地方アイドルという一過性のブームが去った時に、果たして地元に何を残せたのか。
 今のりんご娘.には、その解のうちの一つがある。そう確信した一日だった。


本文中のMC、会場描写、その他は、全て当方の記憶に基づき書かれています。
事実とは異なる表記があるかもしれませんが、ご了承下さい。


生りんごレポート 表紙へ Top Pageへ