菊と紅葉まつり at 弘前公園植物園

菊と紅葉まつり

◆一年ぶりで弘前

 昨年の菊と紅葉まつりから、丁度一年ぶりの弘前。
 駅前が本当に様変わり。来る度に新しいホテルが増殖している。(初めて弘前の地に足を踏み入れた時、JRの駅舎からしてプレハブのような仮駅舎だった事を思い出すと、感慨深い)

 今年は早い時間に到着する事が出来たので、弘前観光コンベンション協会さんが実施している、観光用無料貸自転車を利用させて貰う。身分証明書を提示し、簡単な申請書類に記名するだけで、自転車という移動手段が手に入れられるのは、本当に有り難い。

 昨日から天気予報で注意が喚起されていたように、大寒気団が北日本を南下して来たという事で、天気が少し荒れ模様。そして何より風が強い。
 風のない所でじっとしている分には、体感温度的には、さして北関東の日常と差はないが、そよりとでも風が吹くと、その風が頬を切るほどに冷たく、北国である事を実感する。

外堀の紅葉  当然ながら、自転車で走ると、もっと寒い。
 背中には程良く汗をかいているのだが、首筋から上と、指先の厳しさはひとしお。
 首にはタオルを巻き、念の為に持参していた手袋を着用して、どうにかこうにか半日、市内を徘徊させて貰ったが、貸自転車の貸出期間が5月中旬〜11月上旬に設定されている理由が、良ぉ〜く分かった。
 何回も書くが、寒い!寒いぞ!寒かった!のである。

 なお、弘前城の紅葉だが、今年は昨年よりも一週間位、訪弘の時期が遅れたためなのか、紅葉は盛りを過ぎて、散り始めている感じだった。
 追手門横の外堀付近は、黄色と赤の饗宴に埋め尽くされていて、目にとても眩しかった。

◆リハーサル

 開演1時間ほど前に、ライブの会場である弘前公園植物園に到着。
 行ってみてビックリ。ステージ前は、誰もおらず。あれれ?

 昨年は、親子連れ、老夫婦、中高生、若いカップルなど、多くの人がステージ前に陣取り、開演を今か今かと待っていたのだが‥‥‥。やはり、前日の天気予報が雨天 or 降雪だった事と、当日の気温の低さが、外出する足を重くさせてたのだろうか。

 ほどなくして、「りんご娘.」と練習生の「アルプス乙女」達が登場。
 音響担当者などに、「今日は宜しくお願いします!」と、ハキハキと挨拶。
 何回か目にしている光景だが、いつ見ても、何回見ても、彼女達の挨拶は、実に気持ちが良い。

リハーサル風景  りんご娘.達がステージに上がり、PAからオケが流れ出すと、パラパラと観客が集まり出す。
 高音域になると、マイクの声が割れるなど、数点を音響担当者と確認。珍しくアルプス乙女だけのリハーサルも行われ、その歌声を耳にした時点で、小さくガッツポーズ。(理由は後述)
 「本番のステージは、13時30分からになります。寒い中、大変だと思いますが、今しばらくお待ち下さい!」と、挨拶・一礼をして、彼女達は舞台裏へと下がる。

 実はこの時まで、ステージ上には雨除け用のテントが張られていたのだが、現場スタッフが空と何回か睨めっこを繰り返された後、本番開始直前に、その撤去を決断されたらしく、総出でテントをステージ裏へと搬出していた。(お陰で、観客席側からは、ステージをとても見易くなった)
 私に出来るのは、「スタッフ達の厚意よ、天に届け!雨雪降るな!」と念じる事だけである。

◆ウィンタースノー?

 定刻を少し過ぎた所で、「菊と紅葉まつり」の実行委員?の女性が、「皆様、お待たせ致しました。お時間になりましたので、りんご娘.のライブを始めさせていただきたいと思うのですが‥‥‥、あ、準備が出来たようです。それでは、お待ちかねのりんご娘.です」と、ライブの開始を告知。

ウィンタースノー?  ステージ裏より、りんご娘.とアルプス乙女が登場し、「皆さん、こんにちわ。りんご娘.です。先ずはこの曲をお聞き下さい」と、レッドさん。
 向かって左手にジョナさん、右手にレッドさん。その後ろでは、アルプス乙女がバックダンサーとして振り付けを披露していたが、昨年拝見した時よりも、身体のキレが増している。

 なお、本曲の正式なタイトル名、オリジナル曲なのかカバー曲なのか、詳細は皆目不明であると、あらかじめお断りしておく。(若人向けの音楽事情には、トコトン疎いため)
 曲は典型的なダンス・サウンドで、歌詞はゲレンデで戯れる恋人達の心象、という感じだった。


◆自己紹介

自己紹介  一曲目を歌い終え、「改めまして、皆さん、こんにちわ!りんご娘.です!」と挨拶。
 観客席からは拍手。

 「今日は寒いですねー。大丈夫ですか?」と、笑顔で観客に声を掛けた後、年齢や出身などを絡めて、簡単に自己紹介。
 「ライブだけではなく、TVにも出ているのですが、そちらもどうぞご覧下さい」(レッドさん)
 「今日は菊と紅葉まつりという事で、歌だけでなく紅葉も、是非、楽しんで下さい」(ジョナさん)

◆Shine We Are!

朗らかに歌うレッドさん  「今日は新しい試みとして、りんご娘.とアルプス乙女が、3つのグループに別れて歌います」という事で、先ずはレッドさんをメインボーカルに、アルプス乙女2名がバックダンサーという組み合わせで、本曲。
 この曲は、たまたま耳にした事があり、カバー曲であると分かった。(オリジナルはBoA)

 ここ数年、レッドさんの歌声に迷いというか、歌う事への辛さのようなものを感じる事があったのだが、この曲を歌うレッドさんの声を耳にして、おっ、一皮剥けたかな?と思える感触が耳に残った。出会ったばかりの頃の、はにかみながら朗らかに歌っていた頃に近しい感触とでも言おうか‥‥‥。
 歌唱力自体は、間違いなく格段に進歩しているので、今日の歌声を忘れずに精進してくれれば、もっと凄いレッドさんが聴けそうだ。

 同時に、アルプス乙女のダンスにも感心しきり。
 一年前は、まだまだ自信無さげに簡単な振り付けを行っている、という感じだったが、この一年の間に加入した研修生も含め、堂々とステージをこなしているのは、素晴らしい。

◆CRYSTAL CHILDREN (クリスタルチルドレン)

先に歌った研修生 と、思っていたら、なんと3曲目は、アルプス乙女のみのステージ。
 曲は、NHKのみんなの歌で流れていた「CRYSTAL CHILDREN (クリスタルチルドレン)」

 メイン・ボーカルは、研修生暦の長いお二人。(因みに大変申し訳ないのだが、当方、アルプス乙女の芸名を把握していない。芸名を名乗る場面に出くわした事が無いためなので、悪しからず)
 リハーサルで、アルプス乙女の歌声にガッツポーズをしたと書いたが、ここで再度、大きくガッツポーズ。(正確には嬉しくなって、本曲の間、ずっと団扇を大きく振って手拍子していた)

後に歌った研修生  さて、何にガッツポーズだったのか。
 筆頭はボーカルを務めた2名の歌声。ジョナさんともレッドさんとも違う、その声質にガッツポーズ!
 特に、先に歌った研修生の力強い歌声と、後に歌った研修生のナチュラルな歌声のコントラストには、鳥肌が立つくらいに感動した。りんご娘.のステージで、この感触を味わうのは、本当に久しぶり。

 加えて、研修生の2名の歌が、精一杯の下手さに満ちていた(失礼!)事にも、実は力強くガッツポーズをしていた。(当方独特の表現を誤解して欲しくないのだが、普通に分かり易く書けば、彼女らの頑張りと、これからの伸びシロが明確に見えた!ということ)


◆キレイだ

活き活きと歌うジョナさん  トリは、ボーカル:ジョナさん+振付:アルプス乙女の本曲。w-inds.のカバー曲。
 ここでは、先のアルプス乙女のみのステージとは全く異なる凄みに、背筋がゾクゾクした。

 楽曲がジョナさんに合っており、かつ、「CRYSTAL CHILDREN」とは正反対といっていい曲調のため、違いが際立っていたという側面はあったが、ボーカリストの力量差が歴然。
 無論、ジョナさんも精一杯歌っているのだろうけれども、アルプス乙女の精一杯とは異なり、流しているようにさえ聞こえてしまったのには、脱帽するしかない。
 それでいて、音程を外したりする事もなかった訳で‥‥‥。

 「アルプス乙女達、まだまだだよ。ここまで来てごらん!」と、歌声で後輩を叱咤激励しているようにも思えた。

◆りんご娘.と楽しく一緒に野球ゲーム

ボールを拾った子供達  「昨年も大変、盛り上がったので」という事で、今年も野球ゲーム大会を開催。
 ルールは昨年と同様。りんご娘.の二人がボールを客席に向かって打ち、そのボールを拾った人には、素敵なプレゼントをします、というもの。

 今年も珍プレーが続出。
 ジョナさんがかなり無理な体勢でボールを打とうとしたり、レッドさんが派手に空振りをしたり、遠くへ飛ばすと自らハードルを上げながら、実際に打ってみると、ステージ前にゴロが転がったり‥‥‥。

 それでも小さい子供達は、笑顔で客席を右往左往。
 子供は風の子とは、良く言ったもの。寒さなど眼中にない様子で、嬉々としてボールを追い掛けていた。

◆ずっと ずっと ずっと

ずっと ずっと ずっと ゲーム大会が終わり、ようやく、りんご娘.のオリジナル曲登場。
 心に染み入るバラード「ずっと ずっと ずっと」。この曲も、ジョナ&レッドの掛け合いが絶妙な一曲。

 応援旗をゆっくりと打ち振る合間、ふと客席に目を移すと、ティッシュで目元を押さえている女性の姿があった。寒いので鼻をかんでいたのかもしれないが(失礼!)、ここではりんご娘.の歌声に感涙を滲ませていた、と記しておきたいと思う。


◆JONKARA

手の動きが印象的なJONKARA  久しぶりに耳にしたオリジナル曲「JONKARA」。以前は耳にする度にオケのスピードが速くなる事に驚いたものだったが、今は程良いスピードに落ち着いたようだ。
 アルプス乙女がステージ後方に登場し、印象的な振付を整然と行っている事で、とてもステージ映えする。

 なお、今までの聞き慣れたハモりではなく、どことなくぎこちなさを覚える部分があったように思うのだが、ひょっとするとジョナさんとレッドさん、ボーカルの担当パート(高低)を、従来とは替える事に挑戦していたのかもしれない。(確証はありません、悪しからず)

◆WINDING ROAD

 「残念ですが、あと二曲で終わりとなります」との事で、観客席に手拍子を求めるりんご娘.。多くのお客さんが呼応してくれた所を狙いすまして、アカペラで歌い始める。楽曲は、絢香×コブクロのカバー。

 オリジナル曲である「JONKARA」よりも、この曲のハモりの方が、とても綺麗で聞き易かった。
 今日のように、オリジナルではない既存曲のカバーを色々と聞かせて貰えると、りんご娘.の地力の高さが自然と良く分かる。歌声に、下手な歌手など鎧袖一触するだけの力強さがある。

◆ダイエット

みんなで一緒にダイエット♪ 「では、最後の曲です。小さなお友達は、一緒に踊って下さい。大人の皆さんは、手拍子をお願いします!」で、オリジナル曲の「ダイエット」。ステージ後方と、ステージ下にはアルプス乙女が勢揃い。
 オケに合わせて「ダイエット体操」=振付を開始すると、それを待っていたかのように、子供達も元気良く手を振り上げて、ダイエット!

 コミカルなこの曲は、やはりライブでこそ相乗効果が得られる。
 「ダイエット」という旬なネタを、面白く歌詞に折り込んでいる事に始まり、真剣に踊ると体幹筋肉を効果的に鍛えられるのに、とてもコケティッシュな動きの振付まで。
 そこにジョナ&レッドの気持ち良いコーラスが折り重なると、それはもう、つい体を動かしたくなる、絶妙の空気が醸し出される。(そういう楽しい「空気」に敏感な子供達が、ニコニコしながら踊っている事からも、それが分かる)


◆終演後

サイン&握手会  「今日はありがとうございました。りんご娘.でした」と一礼し、「へばねー!」と挨拶しながら、ステージを降りるりんご娘.。そう言えば、「へばねー!」という挨拶も、随分と久しぶりに耳にした気がする。

 毎度ながら、ステージ左手のグッズ売り場には、人だかりが出来る。
頑張れ、アルプス乙女たち アルプス乙女達が、売り場に立って商品の引き渡し&金銭授受を行い、りんご娘.は隣で商品へのサインと握手に余念がない。

 また、加入したばかりと思われる練習生が、観客に声を掛けては、「三本木農業高校、馬術部」のチラシを配布している姿が目に留まった。
 昨年と全く同様のコメントとなってしまうが、まだまだ会場やイベントの雰囲気に慣れず、観客の皆さんに話し掛ける事に対して、物凄く緊張している様子が伺えた。
 しかしながら、諸先輩達もそうだったんだよ、という事で、どうかメゲる事なく頑張って欲しい。


本文中のMC、会場描写、その他は、全て当方の記憶に基づき書かれています。
事実とは異なる表記があるかもしれませんが、ご了承下さい。


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